fc2ブログ

エチオピア南部諸民族をめぐる旅 4日目(2月4日)★

Image0075_20110209222534.jpg


昨日と本日の宿泊場所は同じ。

今日の予定は、行程上、どうしても一旦戻って
再出発をしなくてはならない場所だ言うことで、
年長者特権を使って、
1日の休みをもらうことになった。

朝食後、皆を見送ってから
この村唯一、コーラの飲めるホテルに出かけ
涼んでいたところ、
ホテルの奥から東洋人らしき人が出てきた。
話をすると、「ZTE中光」の中国人技術者で
携帯電話のアンテナ設置のために派遣されていることが分かった。

年は30歳ぐらいで、パワフルな感じ
一通りの自己紹介をすると、
日本についてあれこれ聞いてきた。
携帯電話やPCで人気があるのはどこか。など

これくらい、ガツガツ貪欲でないと、途上国の苛酷な環境では
生きていけないなあ。
なんて適正を考えてしまった。



彼は、これまで、エジプト、サウジアラビア、ネパール
バングラディシュ、ガーナ、西南アフリカ数カ国へ
ネットワーク構築(簡単に言えば、巨大アンテナの設置)
のために訪れている。

しかし、たいていは数ヶ月から半年の出張で
そのたびに中国に帰れているので、
「2年間帰れないのはハードだな。」
とねぎらってくれた。



世の中には、いろんな仕事があるものだなあ。
なんて思ったり、
水や電気もあるか、無いかのような
場所で働くことも、人生の選択肢の一つとして
面白いななんて思ったりした。

しかしながら、建築や民族を研究している人ならば
非常に多大なインスピレーションを得られるだろうと思った。


Image0076.jpg

夕方、ハマルという民族の集落を訪問した。
女性のヘアースタイルが独特で
赤土とバターを混ぜた液体を混ぜた上で
髪を編んでいる。
装飾の腰巻も非常にきれいだ。

ガイドからは夕方のダンスを薦めてくれたが、
2時間程度、早く行き、
彼らの住居を訪問した。
アジスとは異なった、ブンナ(コーヒー)セレモニーが印象的だった。
彼らの一部で、学校教育を受けているものは
英語が話せたり、アムハラ語が話せたりするので、
コミュニケーションをとるのもたやすかった。

ただ、写真を撮ったら「モデル代」としてお金が徴収されることが常習化しており、
母親も、小さい子供が写真を取ってもらって嬉しそうにしていると、
「なんであの外人からお金をもらわないんだ!」
とけしかける光景も、何度か見ていて、
システムの問題なんだろうけれど、
子供の教育としては、あまりよくないなあと思った。

ここの村を訪れる観光客は、記念に写真を取るのが大方なのだから、
立ち入り料金のほかに、撮影料金としてある程度の額をまとめて徴収し、
子供にお金をせびるような行為をやめさせたほうが
より楽しい時間をすごせるような気がした。


Image0080.jpg

ガイドと知り合いのハマル族の家を見せてもらったが
そこの家に入ってからは、写真をとってもお金の請求が無く
楽しい時間をすごすことができた。

この時間帯は、男性は外に出ていて、
残っていたのが、女性と子供たちだけだったのだが、
若い女の子の話は、「あなたはこの外国人の中では、
誰がよい? 私だったら後ろのこの人がいいわ。」
「私は、あの人もいいと思うけれど。。。」
「あなたは、あのひとね。」
「やだー、もう!!」

なんて感じで話しているのが見て取れて楽しかった。
途中通訳もしてもらったのだが、
身振り手振りでなんとなく理解できるのが面白い。
どこに行っても、女の子の話題は変わらないんだな。と思った。



最後に、男性陣が帰ってきてから
広場で伝統ダンスが始まった。
部族のリーダーから一緒に踊るように誘われた友人もおり、
仲むずまじく、見ることができました。

ダンスの様子は、後日動画でアップ予定。


★町の様子はこんな感じです。
[広告] VPS
スポンサーサイト



コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する